お知らせ
教員と図書館職員の共著論文が情報知識学会論文賞を受賞!
更新日: 2019-06-12 対象:全学
岡本一志氏(現:電気通信大学 助教、元:アカデミック・リンク・センター 特任助教)と図書館職員とが共同執筆した論文
「書架設置型RFIDシステムを用いた資料の図書館内利用調査」が、情報知識学会第16回論文賞(2019)を受賞しました。
■受賞論文
岡本 一志, 丸茂 里江, 佐野 悠: 書架設置型RFIDシステムを用いた資料の図書館内利用調査, 情報知識学会誌, Vol.27, No.3, pp.227-244, 2017.9
[PDF]
この論文は、図書館職員と教員との協働で実施した本学附属図書館/アカデミック・リンク・センターの
授業資料ナビゲータ(※1)コーナーにおける図書の利用調査の成果をまとめたものです。
本利用調査では、同コーナーの図書について、RFID棚管理システム(※2)を使用し、
図書が実際に手に取られた回数や時間を計測し分析しました。
調査結果から、これまで貸出統計には反映されてこなかった利用の傾向や、
館内利用と貸出との関係などが明らかになりました。
また、この調査を通じ、「授業資料ナビゲータ」の有効性の評価だけでなく、
授業担当教員へのフィードバックを通じた授業との関係強化などにも取り組みました。
本論文賞は、最近2年間に情報知識学会誌に掲載された論文を対象に、学会員による直接投票を経て決定されるものです。授賞式は、2019年5月25日、26日に筑波学院大学で開催された情報知識学会第27回年次大会にて行われました。
※1「授業資料ナビゲータ」とは、普遍教育の教養コア科目・教養展開科目などで、授業を担当する教員と図書館員が、
その授業の内容にあわせて共同作成した参考文献やWeb情報のリスト
※2 帝人株式会社の協力のもと、同社製のRecopickを使用
■参考URL
・情報知識学会
http://www.jsik.jp
・帝人株式会社 Recopick
https://recopick.jp