印刷用

授業資料ナビゲータ(PathFinder) 教養コア科目C(芸術と文化)
平成23年度(2011) 授業コード:G14C02101
民俗と暮らし 1
火1 和田健先生

キーワード: 民俗 生活 近代 習俗 歴史 創られた伝統 身体知と言語知 経験 実践

  ←実際に利用した資料にはチェックをしましょう。
Web  授業のテーマに関連したデータベースやサイトです。
千葉県博物館協会ホームページ 【http://www.chiba-web.com/chibahaku/
→ 全国の都道府県と比較しても、千葉県内にはたくさんの県立・市立博物館があります。このホームページからはどこでどのような展示が行われているかをみることが可能です。民俗学関係では道具、民家などの物質文化から昔の生活がどのようであったかを常設展示しているところも多いので、興味のある人は是非調べて博物館に足を運んでみましょう。

国立歴史民俗博物館(れきはくホームページ) 【http://www.rekihaku.ac.jp/
→ 民俗文化に関する大規模な展示が見られる施設のホームページです(現在歴博では民俗展示のある第4展示室は新装準備のため閉室中です)。このホームページからデータベースのページを開くと「日本民俗学文献目録」「民俗誌」などのデータベースを開くことができ、様々な民俗学関係の文献検索が可能です。

図書  本には、テーマに関連する内容がまとめられています。授業のテーマをつかむにはまずはここから始めましょう。
民俗学に関する図書は、分類番号が380~389の書棚にありますので、直接その場所に行って、どのような本があるのか手にとってみましょう。
★のついている図書は、授業期間中(4月~8月)は本館1階 授業資料ナビコーナーにあります。

日本民俗学入門』 柳田国男, 関敬吾著 改造社 1942
→ 1982年に名著出版から発行された新版もあります。
★【本館1階書庫 381.1/Y53】
日本民俗学概論』 福田アジオ,宮田登編 吉川弘文館 1983
★【本館閲覧室3階 382.1/N77】
民俗研究ハンドブック』 上野和男[ほか]編 吉川弘文館 1978
★【本館閲覧室3階 380.7/MIN】
目からウロコの民俗学』 橋本裕之編著 PHP研究所 2002
★【本館閲覧室3階 380.1/MEK】
新しい民俗学へ』 小松和彦, 関一敏編 せりか書房 2002
★【本館閲覧室3階 380.1/ATA】
日本の民俗』(全13巻) 古家信平,湯川洋司,安室知企画編集 吉川弘文館 2008-2009
★【本館閲覧室3階 382.1/NIH】

最初の本が古典的な入門書、次のふたつが少し古くて1970,80年代に登場した入門書です。つぎのふたつが比較的最近出た入門書です。最後に示したものは、現代社会との関わりで民俗を考察しようとする一般書です。どんな学問領域でも入門書・一般書というのは必ずしも優等生的な「教科書」とは限りません。そのあたりを意識して本を開いてください。

視聴覚資料  図書館には、ビデオやDVDも置いてあります。
★のついている資料は、授業期間中(4月~8月)はケースが本館1階 授業資料ナビコーナーにあります。

ふるさとの祭りと芸能』(NHKビデオ) 全24巻
→ 日本各地に伝わる祭り・芸能を紹介したビデオです。千葉県のものでは、「関東三大山車祭」のひとつである佐原の大祭が紹介されています(第13巻)。
★【本館2階視聴覚資料 386/FUR】

参考図書(辞書・事典等)  初めてのテーマは、百科事典や主題別の事典などでおおよその内容をつかみましょう。
「本館参考」にあるものは図書館内で利用して下さい。

日本民俗大辞典(上・下)』 福田アジオ [ほか] 編 吉川弘文館 1999-2000
【本館参考 380.33/NIH】
産育習俗語彙』 柳田國男著 恩賜財団愛育会 1935
【本館1階書庫 380.3/Y53】
婚姻習俗語彙』  柳田國男,大間知篤三共著 岩波書店 1937
【本館1階書庫 380.3/Y53】
葬送習俗語彙』(複製版) 柳田國男著 国書刊行会 1975
→ 1937年に岩波書店から出版されたものの複製版です。
【本館1階書庫 385.6/SOU】
分類農村語彙』 柳田國男著 信濃教育會 1937
→ 1975年に国書刊行会から発行された複製版もあります。
【本館1階書庫 380.3/Y53】

これ以外にも柳田国男が編集で関わった習俗語彙シリーズはたくさんあります。 古くから使われていたその土地のことば、当時の民俗語彙を知る上でも必要な書籍です。

より民俗学的思考を自分の学問的態度と接続させるならば
日本民俗学大系』(第1巻~第13巻) 大間知篤三[ほか]編集委員 平凡社 1959-1960
→ 古い本ですが、戦後の日本が大きく変わろうとする中で、今まで伝承されてきた生活習俗をどのように捉えたらよいのかを検討した書籍です。
【本館1階書庫 380.8/N77】
明治大正史 : 世相篇』(講談社学術文庫) 柳田國男[著] 講談社 1993
  (東洋文庫版もあります。)
【本館閲覧室4階小型 210.6/MEI】
郷土生活の研究』(筑摩叢書) 柳田國男著 筑摩書房 1967
  (原題は『郷土生活の研究法』 刀江書房 1935)
【本館閲覧室3階 380/KYO】
→ 柳田の著作は数多くあり重要なものは他にもありますが、この2冊は私たちの生活を歴史的に考える上で特に重要な著作です。図書館には『定本柳田國男集』(1962-1971)、『定本柳田國男集 新装版』(1968-1971)がありますので、そちらも手に取ってみてください。上記の2著作は、この全集の24巻・25巻にも収録されています。

暗黙知の次元』 マイケル・ポラニー著,佐藤敬三訳 紀伊國屋書店 1980
→ 民俗学の本ではないのですが、経験知と民俗との関わりを考える上で重要な概念が含まれています。文系理系問わず皆さんの学問領域とも大きく関わるでしょう。
【本館閲覧室2階 115/P762】

授業資料ナビゲータ(PathFinder)入口 (http://www.ll.chiba-u.ac.jp/pathfinder/)
本や論文を探す方法(http://www.ll.chiba-u.ac.jp/pathfinder/pfsearch.html)
作成:千葉大学附属図書館 2011.4.1